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無料博物館めぐりはいかが?(産経新聞)

【お財布術】「無料博物館」編 

 事業仕分けで有名になった陸上自衛隊広報センター「りっくんランド」(東京都練馬区)のように、無料で楽しめる博物館が人気を集めている。公的な施設だけでなく、企業が運営する施設でも見応えある無料博物館が多くあるから見逃せない。レジャーにお金はかけられないけれど、新たな知識を身につけたいという人は、無料博物館めぐりをしてみてはどうだろう?(道丸摩耶)

 ≪発明や研究を学ぶ≫

 フロアにずらりと並ぶ椅子(いす)、椅子、椅子…。家具製造販売の岡村製作所(横浜市西区)が昨年2月に開設した「オカムラいすの博物館」(東京都千代田区)は、半世紀以上に渡る同社のオフィス用椅子の進化が分かる博物館だ。

 一企業の博物館とあなどるなかれ。椅子の変遷は、戦後日本のオフィスの変遷そのもの。当初は丈夫で長持ちするスチール製が中心だったが、デザイン性や人間工学を取り入れ、最近は長時間のパソコン作業にも疲れない設計が中心となってきた。

 体格や作業内容に合わせて自分にぴったりの椅子を調べる計測器も設置。説明を受けながらすべての椅子に座ることができ、気が付けば2時間がたっていた。

 博物館開設には「昔の椅子は今集めないと消えてしまう」(浅田晴之主任研究員)という資料収集の目的もある。開館は平日のみ。予約制で派手な宣伝はしていないが、「椅子はこんなにも考えられて作られていたんだ」と驚きの声が多く寄せられている。

 ≪職業選択の場に?≫

 公的機関による博物館も負けてはいない。

 警視庁の広報施設「警察博物館」(中央区)では、警視庁のマスコット「ピーポくん」と白バイがお出迎え。立地もよく、家族連れやカップルが立ち寄ることも多い。

 「平日は2百人、休日となると8百人くらいが来てくれます。警察官の制服を着て写真を撮れるコーナーは子供に大人気です」と語るのは警視庁広報課の町田守警部。資料の展示だけでなく、警視庁に関するゲームやクイズも楽しめる。記者もモンタージュ写真を作るゲームに挑戦したが、結果は「40点」と落第すれすれ。子供の前で威厳を保ちたいお父さん、お母さんは、事前に予習しておいた方がいいかも。

 ゴールデンウイークなど休み期間中は、警察犬や騎馬隊などを迎えてイベントを行うこともあるという。

 いよいよ春休み。子供と一緒に無料博物館に行くのも楽しそう。ただ、事前予約制の施設もあるので行く前に必ず確認を。

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